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肥満外来で処方される治療薬とその効果

2020年04月13日
お腹を計る女性

肥満になる原因は、食べ過ぎや外食のしすぎなど様々なことが考えられます。インスタントフードのとりすぎやファーストフードの食べ過ぎも肥満につながります。運動不足や精神的なストレスで食べすぎてしまったり、深夜に食事することも問題です。不規則な食事時間は肥満の原因となりやすいので注意が必要です。食事療法や運動療法、行動療法とともに効果が期待できるのが、肥満治療薬です。服用により食事抑制をしたり、脂肪分解の作用が促進されます。日本国内で肥満外来で処方される薬には、サノレックスやオブリーン、ゼニカルなどです。

そのうちゼニカルは米国食品医薬品局に認可された肥満薬です。ゼニカルは摂取した脂肪を吸収してくれる作用があり、油だしともいわれています。高血圧や糖尿病、脂質異常症などを改善したり、リバウンドを減少させる効果もあります。アルコールの影響を受けにくく、食べたものを我慢しないでダイエットができる薬です。

ゼニカルは油が多い食事が好きな人に向いている薬で、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの疾患がある人の治療に使われています。急いで痩せたい人はゼニカルで治療を行うと、危険因子の改善に役立ちます。特に血管系の疾患は放置しておくと、体に深刻なダメージを与えてしまうので少しでも危険因子は改善する必要があります。

オブリーンは食生活の改善や運動療法などを行っても効果がない人に処方される薬です。BMI25以上の人、または肥満に伴い健康を害している人に処方されます。肥満外来で検査を行い、内臓肥満型脂肪を確定された人にも適しています。オブリーンは、腸管からの脂肪吸収を抑える働きをするので、体重の減少に効果的です。

サノレックスは厚生労働省が認可した肥満治療薬で、食欲に関係する中枢神経に作用する働きをする薬です。食欲を強力に抑えるので、食事抑制効果が大きいのが特徴です。有酸素運動とともに服用するとさらに脂肪分解効果が期待できます。BMI35以上の人が服用する場合のみ、保険適用となります。サノレックスは厚生労働省の指導により、最長3ヶ月までの服用とされています。サノレックスはダイエットをしたいけど、食欲がどうしても抑えられない人に向いています。空腹感が強く、どうしてもがまんできずに摂食してしまう人に向いている薬です。食欲が落ちるので、無理ながまんをすることなく自然に減量できるのが特徴です。効果が高いので急いで減量したい人にはサノレックスが適しています。特にBMI35以上の高度肥満の人は、サノレックスを服用すると食事抑制効果があるので肥満外来で一般的に使用されています。

サノレックスを続けて飲むと食事抑制効果が落ちてしまう特徴があります。そこで、ある程度効果がでたら一度薬を飲むのをストップする方法が取られています。その後はどうしても食欲が抑えられないときだけ飲むようにするのが効果があります。

これらの肥満治療薬の他に、漢方薬も処方されることがあります。漢方薬はオーダーメイドの薬で、その人にあった生薬が処方されます。漢方薬は代謝を良くしてくれるので、体の消費エネルギーが増加して原料に繋がります。漢方薬は副作用も少なく、体の根本に働きかける薬で体に優しいのが特徴です。様々な漢方薬が市販されていますが、経験豊かな医師のもとで処方してもらうほうが安心です。

ダイエットをしてもリバウンドをくりかえしてしまいどうしても痩せない人は、肥満薬で治療するのも一つの治療法です。肥満が原因で高脂血症や高血圧、糖尿病などになっている人は、食生活の改善だけでは限界があります。生活習慣病の進行や発症を抑えるためには、適切な薬を服用することも必要です。